フランスで行われていたJ&Jワクチンの臨床第二相の試験が停止された事が報じられています。

フィガロによると、被験者の一人が「神経学的症候群」を発症したという事です。これまでそのような事例は報告されていませんでしたが、どうもワクチン接種の影響というよりは、同時に罹患した熱性疾患によって症状が引き起こされた可能性があるようです。

参考記事:J&Jエボラワクチンの臨床報告


ですが、フランスでの臨床試験では今年の初めに仏北西部のレンヌ( Rennes)で行われた臨床治験第一相で死者が出る事故が起きています。

そういったわけで、臨床試験は停止され、まだ再開されていません。かくのごとく、医薬品の開発はやっかいなのです。さて、ワトソンが開発した万能新化合物はこの壁を越えられるかな?